
プリズムステージ スター・クラシックス・タイアップコンサートvol.5
加藤昌則のクラシック講座 season8
8thシーズン突入!!
満を持して登場!ヴォルフガング・アマデウス・モーツアルト
話題性に満ちたキャラクター、そして天賦の才。
誰もが知る名曲を生んだ背景とは?
毎回、❝目からウロコ❞のトリビアや、オモシロ解説が満載!
3回目はコンサート付きSpecialレクチャー!
加藤さんが講師を務めるスタクラ・アカデミア。
4期修了生の伊藤怜子さんとの共演!

『光と音のタペストリー』 コンサート
メニコン シアターAoiの緞帳幕を手がけた三人が光の糸、音の糸、歌の糸で、このひとときだけ姿を現す、タペストリーを織り上げます。

『こんばんは、父さん』 二兎社
樋口一葉や平塚らいてうなど歴史上の人物のほか、生活苦に直面するシングルマザー、人生の曲がり角にさしかかった中年女性など、有名無名を問わず多くの印象的な “女性像”を観客に提示してきた永井愛によるレアな男性3人芝居。出会うはずのなかった70代、40代、そして20代の男が、偶然にも一堂に介し、特別な時間を共有します。
登場人物は年代の異なる3人の男性のみ。廃墟となった工場の中、夕方から夜にかけて、彼らがそれぞれ抜き差しならない状況にいることが明かされていきます。お互い崖っぷちに立ちながら、その場の主導権を握ろうとしたり、嘘をついたりはぐらかしたりする男たちの姿は滑稽そのもの。わずか100分ほどの間で、客席を笑いの渦に包みながら、日本の近現代史を背景に濃密な人間ドラマを浮かび上がらせる、壮大かつ繊細な舞台です。
「父さん」に扮するのは、言わずと知れた“演劇界のレジェンド”風間杜夫。アングラから商業演劇まで縦横無尽の俳優人生の中でも、二兎社への出演は初めてです。同じく二兎社初参加の萩原聖人が、一流企業の出世がしらから社会の負け組へと転落した息子・鉄馬を繊細に演じます。さらに、ひょんなことから父子と関わりを持った青年・星児に、さいたまネクスト・シアターで蜷川幸雄に鍛えられ、若手実力派俳優として評価の高い竪山隼太をキャスティングしました。世代も色合いも異なる個性派3人の組み合わせに期待が高まります。
〈あらすじ〉
舞台は廃墟となった町工場。金目のものは全て持ち去られ、残っているのは機械の台座や工具棚、朽ちかけたコードなどのガラクタだ。2階に通じる階段にも廃材が山積みになっている。
そこへ1人の男が辺りをはばかるように入ってきた。続いて、彼を追ってきたらしい若い男も。いや、他にもまだ、誰かいるようだ。
それぞれの立場や役割が入れ替わりながら、世代の異なる3人の男たちのやりとりが続く。夜が深まるにつれ、男たちの抜き差しならない状況が明らかになり……。

ロビーイベント「光の切り絵~雫の旅~」 〈11/27(水) ロビーコンサート開催予定!〉
同時開催
11月27日(水) ロビーミニコンサート
ロビーイベント「光の切り絵~雫の旅~」にあわせてロビーコンサートを開催!
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11月27日(水)18:00〜
HITOMIホールアーティストによる「みんなのコンサート」
※18時からの「光の切り絵」の上映後にコンサートを開始します。
※予約不要・鑑賞無料
伊藤香紀
下島万乃
[出演]
HITOMIホールアーティスト
伊藤香紀(ピアノ)、下島万乃(チェロ)
[曲目]
シューマン トロイメライ
秋の唱歌メドレー
ピアソラ オブリヴィオン
シューマン ゆうべの歌

ロビーイベント「光の切り絵~雫の旅~」 〈4/30(水) ロビーコンサート開催予定!〉
同時開催
4月30日(水)18:00〜
ロビーイベント「光の切り絵~雫の旅~」にあわせてコンサートを開催!
HITOMIホールアーティストによる
「みんなのコンサート」
※18時からの「光の切り絵」の上映後にコンサートを開始します。
※予約不要・鑑賞無料

ロビーイベント「光の切り絵~雫の旅~」 〈12/18(水) ロビーコンサート開催予定!〉
(12/25(水)は光の切り絵の投影はございません。)
同時開催
12月18日(水) ロビーコンサート
ロビーイベント「光の切り絵~雫の旅~」にあわせてロビーコンサートを開催!
・・・・・・・・・
12月18日(水)18:00〜
HITOMIホールアーティストによる「みんなのコンサート」
今回はコラボレーション企画を予定しております。
※18時からの「光の切り絵」の上映後にコンサートを開始します。
※予約不要・鑑賞無料
岩間美奈
メニコン管弦楽部
[出演]
HITOMIホールアーティスト
岩間美奈(マリンバ)
メニコン管弦楽部
[曲目]
そりすべり
Winter Wonderland
White Christmas
Happy Christmas Medley
Three Spirals

ロビーイベント「光の切り絵~雫の旅~」 〈5/28(水) ロビーコンサート開催予定!〉
同時開催
5月28日(水)18:00〜
ロビーイベント「光の切り絵~雫の旅~」にあわせてコンサートを開催!
HITOMIホールアーティストによる
「みんなのコンサート」
※18時からの「光の切り絵」の上映後にコンサートを開始します。
※予約不要・鑑賞無料

偏光板でステンドグラスをつくるワークショップ 子どものための舞台作品『ひかりとかげ』関連企画
11月にシアターAoiで上演する、子どものための舞台作品『ひかりとかげ』でも演出で使用される予定の「偏光板」という不思議なフィルムと、ふだんからみんなもよく使うセロハンテープを使って、ステンドグラスをつくってみよう!
科学館学芸員で、『ひかりとかげ』では科学のことをスタッフやキャストに色々と教えてくれる、上羽貴大さんによるサイエンスショーあり!
子どものための舞台作品『ひかりとかげ』公演情報
11月23日(土)12:00 / 16:00、11月24日(日)12:00
会場: メニコン シアターAoi
好評予約受付中★0歳〜入場可能です。
公演詳細・ご予約: https://meniconart.or.jp/aoi/schedule/yamaguchi.html

ロビーイベント「光の切り絵~雫の旅~」 〈6/18(水) ロビーコンサート開催予定!〉
同時開催
6月18日(水)18:00〜
ロビーイベント「光の切り絵~雫の旅~」にあわせてコンサートを開催!
HITOMIホールアーティストによる
「みんなのコンサート」
※18時からの「光の切り絵」の上映後にコンサートを開始します。
※予約不要・鑑賞無料

ロビーイベント「光の切り絵~雫の旅~」 〈7/30(水) ロビーコンサート開催予定!〉
同時開催
7月30日(水)18:00〜
ロビーイベント「光の切り絵~雫の旅~」にあわせてコンサートを開催!
HITOMIホールアーティストによる
「みんなのコンサート」
※18時からの「光の切り絵」の上映後にコンサートを開始します。
※予約不要・鑑賞無料

ロビーイベント「光の切り絵~雫の旅~」 〈8/27(水) ロビーコンサート開催予定!〉
同時開催
8月27日(水)18:00〜
ロビーイベント「光の切り絵~雫の旅~」にあわせてコンサートを開催!
HITOMIホールアーティストによる
「みんなのコンサート」
※18時からの「光の切り絵」の上映後にコンサートを開始します。
※予約不要・鑑賞無料

泉宗良(うさぎの喘ギ)作・演出『いみいみ』+トークセッション(テーマ:フェミニズム) 〈芸術監督トークシリーズ〉
ご来場前に「トリガーアラート」を必ずご一読ください。
演劇『いみいみ』について
テキストの全編が「同語反復(トートロジー)」によって構成される演劇作品『いみいみ』。大阪の演劇カンパニー「うさぎの喘ギ」のレパートリーである一人芝居の本作品には、さまざまな解釈の可能性と、可能性への拒絶が同居しています。繰り返されるトートロジーの中で、同じ言葉が異なる響きを帯び、見える景色がふと変わる瞬間が到来します。
メニコン シアターAoi芸術監督の山口茜は本作を「フェミニズム」の作品と読み解き、終演後のトークセッションでは本作を基点に「フェミニズム」の視点から社会や創作を捉え直します。
16:00回終演後のトークセッションでは、フェミニズムをテーマにする漫画作品『わたしたちは無痛恋愛がしたい ~鍵垢女子と星屑男子とフェミおじさん~』の作者の瀧波ユカリ氏をゲストに招き、フェミニズムやジェンダーをテーマに創作することについて、現代日本の女性が背負わされる女性性・ジェンダーロールやその表象について、芸術監督の山口、『いみいみ』作・演出の泉氏とともにトークを実施します。
「芸術監督トークシリーズ」について
劇場がインクルーシブな場所であるために
メニコン シアターAoiの目指す姿を「自分が主役と思える場所」と定義し、常にマイノリティに寄り添う場所でありたいと志す芸術監督の山口茜が自ら発案・企画するトークシリーズを、2024年度より始動します。
山口が掲げる劇場の目指す姿を見据え、山口が、劇場が、そして作り手・観客をはじめとして、この社会を構成する全ての人が、他者に寄り添い、インクルーシブであるために考えるべきこと、知っておく必要があることを、共に学ぶためのトークシリーズです。
各回、映画もしくは演劇の作品鑑賞とその後のトークセッションをワンセットでご覧いただきます。トークについては、作品に関係する様々な要素から、トークホストも務める山口が、劇場がインクルーシブであるために考えを深めたいテーマを選び、各作品のクリエーターに加えて、そのテーマに知見を有するゲストを招き、山口が来場者とともに学ぶことのできる場づくりを行います。

ロビーイベント「光の切り絵~雫の旅~」 〈9/24(水) ロビーコンサート開催予定!〉
同時開催
9月24日(水)18:00〜
ロビーイベント「光の切り絵~雫の旅~」にあわせてコンサートを開催!
HITOMIホールアーティストによる
「みんなのコンサート」
※18時からの「光の切り絵」の上映後にコンサートを開始します。
※予約不要・鑑賞無料

子どものための舞台作品『ひかりとかげ』 メニコン シアターAoi芸術監督作品 山口茜 脚本/演出
芸術監督の山口茜がメニコン シアターAoiのために初めて製作する舞台は、子どものための舞台作品です。特定方向に偏光、又は偏波した光だけに限って通過させる板である「偏光板」を用いて、科学実験の要素を大胆に演劇に取り入れます。出演者には、山口率いるサファリ・Pのメンバーに加えて、名古屋で活躍する俳優陣が集結し、歌あり、身体パフォーマンスあり、子どもも大人も、それぞれの視点でワクワクできる仕掛けが満載の舞台作品です。
まだ知らない世界に自ら光を当てて
もっと知りたい世界のかたち
じぶんの体で確かめたい。
〈あらすじ〉
よふかしをしていたら怒られた。
「ちぇー、なんだよ、大人だって好き勝手しているくせに!」
夜。ねむれない。変な生き物が通る。
「あれ、からだが大きくなっていく???やばい、大人だー!」
大人になったら、何をしたい?
大人になったら、何を食べたい?
大人になったら、どこに行ってみたい?

ロビーイベント「光の切り絵~雫の旅~」 〈1/29(水) ロビーコンサート開催予定!〉
同時開催
1月29日(水) ロビーコンサート
ロビーイベント「光の切り絵~雫の旅~」にあわせてロビーコンサートを開催!
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1月29日(水)18:00〜
HITOMIホールアーティストによる「みんなのコンサート」
※18時からの「光の切り絵」の上映後にコンサートを開始します。
※予約不要・鑑賞無料
伊藤香紀(ピアノ)
[出演]
HITOMIホールアーティスト
伊藤香紀(ピアノ)

ロビーイベント「光の切り絵~雫の旅~」 〈2/26(水) ロビーコンサート開催予定!〉
同時開催
2月26日(水) ロビーコンサート
ロビーイベント「光の切り絵~雫の旅~」にあわせてロビーコンサートを開催!
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2月26日(水)18:00〜
HITOMIホールアーティストによる「みんなのコンサート」
※18時からの「光の切り絵」の上映後にコンサートを開始します。
※予約不要・鑑賞無料
[出演]
HITOMIホールアーティスト
佐藤佳奈子(ピアノ)
山下菜々(フルート)

小曽根真トリオ TRiNFiNiTY 出演: 小曽根真(pf)/小川晋平(bs)/きたいくにと(dr)
メニコン シアターAoiのオープンニングイヤーでのアヴィシャイ・コーエンとのステージも鮮烈な印象を残した小曽根真が、2年ぶりにシアターAoiに帰ってくる!
小曽根が今回トリオを組むのは、次世代を担う若手音楽家のプロジェクト「From OZONE till Dawn」プロジェクトに参加するベースの小川晋平とドラムのきたいくにと。「Trio」と「Infinity」を掛け合わせたバンド名の通り、瞬間瞬間のインタープレイの生み出す化学反応が無限の可能性を感じさせる、圧巻のライブパフォーマンスにご期待ください。

下垣真希 平和のコンサート2025
~世界的二胡奏者 ジャー・パンファンを迎えて~
長崎への原爆投下から80年となる8月9日に、長らくドイツで活動したソプラノ歌手・下垣真希が、平和への祈り、命の尊さを歌い上げます。

スター・クラシックス・アカデミア スター・クラシックス・ガラコンサート2025
輝きを放つ瞬間(とき)—
クラシック音楽の若手演奏家が“セルフプロデュース力”を身につけるためのプログラム「スター・クラシックス・アカデミア」。
第5期生それぞれの夢と希望を音楽に込めて、シアターAoiの舞台で披露いたします!

EPOCH STAGE エポックステージ Vol.2 〜オペラ歌手ですが、なにか?〜
中部地区におけるオペラの普及と発展に力を注いできた名古屋二期会が、オペラ表現の枠組みを超えて、新機軸の魅力を生み出すためのステージをお届けします。
オーディションによって選抜された若手メンバーが、ゲスト出演者(ダブルTOMO・吉田知明&内田智一)とともに芝居(コント?)、ナレーションにも挑戦しながら、レパートリーであるオペラアリアだけでなく、オリジナルストーリーにオリジナル曲を交え、歌の素晴らしさやその可能性を伝えます。
ファンの裾野を広げるため、敷居が高いと思われがちなオペラを親しみやすく魅せる工夫を凝らし、名古屋二期会所属の若手歌手たちが自らの殻を破る挑戦のステージです。

メニコン シアターAoi
防災イベント 防災落語&トーク
落語会の最中に地震が起きる想定の避難訓練イベントを開催します。地元消防署と連携し、地域住民の方と共に災害に備えます。
防災落語は、地元・名古屋で活動する落語家の登龍亭獅鉄(とうりゅうてい してつ)が口演。
そして、2011年3月11日の震災直後から日本赤十字愛知県代表として視察のため医師団と被災地に入り、その後も被災地支援に注力し、その経験を生かして「生きること」「命の大切さ」を伝える講演活動を続けている、書道家・パーソナリティの矢野きよ実のトークもございます。

ロビーイベント「光の切り絵~雫の旅~」 〈3/26(水) ロビーコンサート開催予定!〉
同時開催
3月26日(水) ロビーコンサート
ロビーイベント「光の切り絵~雫の旅~」にあわせてロビーコンサートを開催!
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3月26日(水)18:00〜
HITOMIホールアーティストによる「みんなのコンサート」
※18時からの「光の切り絵」の上映後にコンサートを開始します。
※予約不要・鑑賞無料
[出演]
HITOMIホールアーティスト
下島万乃(チェロ)
HITOMIホールアーティスト
岩間美奈(マリンバ)

ヒョーゲンアソビノバ
〈いろいろな音の出る楽器や楽器ではないモノ〉+〈カラダの動きが生まれそうなモノ〉+〈紙と描くためのモノ〉+〈ヒョーゲンアソビのなかま(アーティスト)が探求をしている姿〉がある環境を用意しています。
あとは、そこに大きな危険が起こらないように配慮しつつ、ひとりひとりの活動を肯定的なまなざしと声かけで見守り、サポートするためのスタッフがよりそいます。
決まったプログラムはありません。それぞれの中に生まれた「やってみたい!」を大切にします。アーティストの存在が刺激となって、いろんなところでいろんなことが生まれます。子どもと大人が参加できる 〈表現/アート〉の遊び場。
※対象年齢:未就学児童とその保護者

第11回全国学生演劇祭
長く日本各地の演劇シーンを下支えし、人材を輩出し続けてきた学生演劇にスポットを当て、若手の発掘・育成、地域文化の発展、日本各地のネットワーク化を目的とした学生演劇の祭典「全国学生演劇祭」。北海道、とうほく、東京、名古屋、京都、大阪、中四国、福岡など各地の学生演劇祭で推薦を受けた学生劇団が同じ舞台に立ち、演劇の最前線を描き出します。

二兎社49『狩場の悲劇』(新作公演) 作・演出: 永井愛
2025年1月にメニコン シアターAoiで上演した『こんばんは、父さん』公演は完売御礼で大好評!
岸田國士戯曲賞をはじめ演劇界のあらゆる賞を受賞してきた劇作家・演出家の永井愛が率いる二兎社が2年連続でシアターAoiに登場。しかも今年はなんと、永井愛4年ぶりの新作公演を上演します!
『桜の園』『かもめ』などの戯曲で世界的に知られるロシアの作家・チェーホフが24歳の時に書いた長編ミステリー『狩場の悲劇』(1884)をベースに、チェーホフによる他の作品のエッセンスも散りばめて、新たな劇世界を創造します。
俗物ばかりの登場人物が繰り広げる、愛憎渦巻くミステリーという側面も持ちながら、明日への展望が開けず、現状を変えることなど想像もできない人々の絶望には、現代のロシア、そして日本へとつながる問題が横たわっています。

森下真樹 ベートーヴェン『運命』全楽章を踊る
世界中で愛されてきたベートーヴェンの名曲に挑むのは、日本ダンス界で独特の存在感を示し続けてきた森下真樹。そして、それぞれの分野で才能を発揮する4人が森下を振り付ける!

梅田哲也 劇場ツアー型作品 〈タイトル未定〉
TPAM、シアターコクーンなどで、舞台作品も多く手がける現代美術家・音楽家の梅田哲也が手がける、メニコン シアターAoiオリジナルの「劇場ツアー型作品」の製作が決定!ご期待ください。

見えない人も見える人も一緒に“演劇”に触れる
『ひかりとかげ』稽古場見学会 子どもための舞台作品『ひかりとかげ』関連企画
〜演劇を、観る・聴く前に〜
今回は11月23日(土)、24日(日)にメニコン シアターAoiで上演予定の、子どものための舞台作品『ひかりとかげ』(脚本・演出: 山口茜)の、実際の劇場での稽古を訪ねます。公演が実際に行われる劇場での通し稽古を観て、この作品の演出家であり劇場の芸術監督も務める山口茜さんと、出演する俳優の皆さんとのディスカッションや質疑応答の時間を設けます。演劇が出来上がるまでの過程をお楽しみください。
★子どものための舞台作品『ひかりとかげ』公演詳細・ご予約
https://meniconart.or.jp/aoi/schedule/yamaguchi.html

メニコン シアターAoi 劇作家プログラム リーディング上演
将来的なメニコン シアターAoiでの協働を視野に入れて、東海圏で活動する若手劇作家3名が、メンターと共に1年程度の時間をかけて、上演を必ずしも目的とせず新作戯曲を1本書き下ろします。
メンターとして伴走するのは、オリジナルの劇作講座の評価も非常に高い劇作家・田辺剛(下鴨車窓)。約1年をかけて書き上げた、3名の若手劇作家の新作の発表の機会としてリーディング上演を実施します。
*「劇作家プログラム」は2025年度に通年開催(非公開)。

サファリ・P『悪童日記』 山口茜 脚本・演出
戦時下を生き延びるための術を一から身につけていった双子の「僕たち」の日記という体裁をとった、アゴタ・クリストフの代表作である同名小説を舞台化。一切の固有名詞を排除し「ただ事実だけを書く」という特殊な文体で、戦争がもたらす狂気と、人間の愛や孤独を深く抉り出し、世界に衝撃を与えた原作を、5人の身体と5つの無機質な台、原作の文体と同様のミニマムな手法で舞台上に力強く立ち上げます。
2019年にはコソボ共和国のKosovo FEMART Festival、日本・瀬戸内国際芸術祭から招聘され、2024年の再演は《第3回関西えんげき大賞優秀作品賞》を受賞した、山口茜とサファリ・Pの代表作が名古屋初上演!

〈芸術監督トークシリーズ〉
『映画 ◯月◯日、区長になる女。』上映会&トーク (監督:ペヤンヌマキ)
人口57万人、有権者数47万人という規模の区長選にも関わらず、わずか187票差で決着した2022年の杉並区長選挙(東京都)。この選挙に立候補し現職を破った岸本聡子と彼女を草の根で支えた住民たちに密着したドキュメンタリー映画『映画 ◯月◯日、区長になる女。』。
監督は杉並区在住の劇作家・演出家ぺヤンヌマキ。彼女が長年住むアパートが道路拡張計画により立ち退きの危機にあることを知り、止める方法を自身で調べ動き始めたのがきっかけとなり、本映画が誕生した。
2025年、第79回毎日映画コンクールでドキュメンタリー映画賞を受賞。
《イントロダクション》
東京都杉並区。57万人が暮らす緑豊かな街で、行政主導の再開発、道路拡張、施設再編計画が進んでいた。そんな状況のなか迎えた2022年6月の杉並区長選挙。住民たちは、ひとりの候補者を擁立する。ヨーロッパに暮らし、NGO職員として世界の自治体における「公共の再生」を調査してきた岸本聡子だ。地縁なし、政治経験なしの彼女の相手は3期12年続く現職区長。しかも岸本が日本に帰国したのは投票日2ヶ月前。ここから岸本と彼女を擁立した住民との当選を目指しての本気の対話が始まる。

〈芸術監督トークシリーズ〉
映画上映『スープとイデオロギー』&トーク (監督:ヤン ヨンヒ)
朝鮮総連の熱心な活動家だった両親は、「帰国事業」で3人の兄たちを北朝鮮へ送った。父が他界したあとも、“地上の楽園”にいるはずの息子たちに借金をしてまで仕送りを続ける母を、ヨンヒは心の中で責めてきた。心の奥底にしまっていた記憶を語った母は、アルツハイマー病を患う。消えゆく記憶を掬いとろうと、ヨンヒは母を済州島に連れていくことを決意する。それは、本当の母を知る旅のはじまりだった。
2023年、第77回毎日映画コンクールでドキュメンタリー映画賞を受賞。

メニコン シアターAoi×愛知県芸術劇場×Dance Base Yokohama
パフォーミングアーツ・セレクション2025
ダンス事業をリードする公共劇場の愛知県芸術劇場と、ダンス環境の整備とクリエイターの育成を行うDance Base Yokohama(DaBY)が共同製作した新作を、メニコン シアターAoiでも上演。
本公演では、愛知県芸術劇場 芸術監督/Dance Base Yokohama アーティスティックディレクターの唐津絵理によるディレクションのもと、文化庁による文化芸術活動基盤強化基金を活用して2024年に開始したDaBYの新プロジェクト「世界に羽ばたく次世代クリエイターのための Dance Base Yokohama 国際ダンスプロジェクト”Wings”」で創作する新作を発表します。
10月30日(木)〜11月2日(日) [予定]には、愛知県芸術劇場(小ホール・大リハーサル室・中リハーサル室)においても、”Wings”などにおいて本年完成する複数作品の上演を予定しており、観客の皆さまには、この期間で各会場を周遊して全プログラムを鑑賞いただだけます。
〈メニコン シアターAoi 上演予定作品〉
岩渕貞太 『大いなる午後: the soft machine XXX』
肉体が持つ高度なテクノロジーは古代の呪術に宿るという仮説のもと、土方巽や大野一雄、室伏鴻などの舞踏家、諸アジアの伝統舞踊、憑依、幽霊、ニーチェ、北条民雄『いのちの初夜』などを参照。目に見えるものと見えないもの、死者と生者、古代的な儀式と現代のダンスフロアが重なる作品を創作予定です。
高橋萌登/作品タイトル未定
日本の伝統的な怪談をベースに、現代のストリートダンススタイルであるHIPHOPを融合させたダンス作品を創作します。恐怖や哀愁、切なさといった日本独特の情緒をHIPHOPのダンスとリズムで再解釈し、古典と現代の対話を試みます。

映画上映『ゆめパのじかん』(監督: 重江良樹)&トークセッション(テーマ: 子どもと個性) 〈芸術監督トークシリーズ〉
映画『ゆめパのじかん』について
「やってみたい」がいっぱいある。
子どもたちの遊び場「川崎市子ども夢パーク」=通称「ゆめパ」。
遊んで、転んで、立ち止まって…誰もが安心して自分らしく過ごせる居場所で育まれる、
子どもたちのかけがえのない“じかん”を情感豊かに描いた珠玉のドキュメンタリー。
「ゆめパ」は子どもたちみんなの遊び場。約1万㎡の広大な敷地には、子どもたちの「やってみたい」がたくさん詰まっています。手作りの遊具で思いっきり遊ぶ子どもたち。一緒にどろんこになっている親子。くるくると踊る子。小さな子どもを連れた自主保育のグループ。ゆめパにはいつも子どもと子どもに関わる大人が集っています。
ゆめパの一角には「フリースペースえん」があり、学校に行っていない子どもたちが自分の「好き」をあたためています。安心して、ありのままの自分で過ごせる場所で、虫や鳥を観察したり、木工細工に熱中したり、ゴロゴロ休息したり。でも、時には学校や勉強のことが気になる子も…。新しい春を前に、一人の子が自身の将来を考え始め––––––。
子どもも大人もみんなが作り手となって生み出される「居場所の力」と、時に悩みながらも、自ら考え歩もうとする「子どもの力」を描き出したドキュメンタリー。
「芸術監督トークシリーズ」について
劇場がインクルーシブな場所であるために
メニコン シアターAoiの目指す姿を「自分が主役と思える場所」と定義し、常にマイノリティに寄り添う場所でありたいと志す芸術監督の山口茜が自ら発案・企画するトークシリーズを、2024年度より始動します。
山口が掲げる劇場の目指す姿を見据え、山口が、劇場が、そして作り手・観客をはじめとして、この社会を構成する全ての人が、他者に寄り添い、インクルーシブであるために考えるべきこと、知っておく必要があることを、共に学ぶためのトークシリーズです。
各回、映画もしくは演劇の作品鑑賞とその後のトークセッションをワンセットでご覧いただきます。トークについては、作品に関係する様々な要素から、トークホストも務める山口が、劇場がインクルーシブであるために考えを深めたいテーマを選び、各作品のクリエーターに加えて、そのテーマに知見を有するゲストを招き、山口が来場者とともに学ぶことのできる場づくりを行います。
トークセッションの内容は社会的な共有知と考え、後日レポート記事をWEB上で公開し、インクルーシブな劇場、そして社会が実現に繋がることを目指します。