Performance
公演イベント情報
サファリ・P 第8回公演『透き間』(イスマイル・カダレ『砕かれた四月』より)(2022・東京公演)撮影:三浦雨林
サファリ・P 第8回公演『透き間』(イスマイル・カダレ『砕かれた四月』より)(2022・東京公演)撮影:三浦雨林
5/14 (日) 5/14 (日)
  • 主催公演
  • 演劇・ダンス

<トライアルイベント>『透き間』

サファリ・P
スケジュール
2023年5月14日(日)14:00開演
チケット
発売日:
3月11日(土)10:00
料金 :
全自由席 一般・学生 1,000円 、障がい者割引 800円

"名も声も姿も残らなかった人々の語る戦争" に耳を傾ける

山口茜が主宰するサファリ・Pは、2019年にコソボ共和国の芸術祭に参加したことを機縁に、バルカン半島地域の歴史と文化に関心を抱き、アルバニアの作家イスマイル・カダレの小説『砕かれた四月』に出会った。 この小説を出発点として、コソボ紛争を体験した若者との対話や、リサーチを重ね、2021年1月に試演会を実施。 その後『砕かれた四月』のことば、そこに描かれた世界との対話を繰り返すうちに、本作は、カダレ作品の直接的な舞台化ということからは少し離れ、カダレ作品を下敷きとした山口茜によるオリジナル作品というかたちを取ることになった。 しかしそこには、『砕かれた四月』のストーリーが、圧縮と変形を受けながらも引き継がれ、サファリ・P固有のスタイルを駆使し、声、身体、音、光、美術、身振りのアンサンブルとして構築される。 再演にあたっては、メニコン シアターAoiのプレ事業として劇場の機構を活かした演出を試み、さらなる作品の進化を目指す。

アーティストプロフィール

サファリ・P/写真

サファリ・P

2015年7月、利賀演劇人コンクール2015にて『財産没収』(作:テネシー・ウィリアムズ)を上演。優秀演出家賞一席を受賞。メンバーは芦谷康介、達矢、佐々木ヤス子、池辺茜、森永恭代、山口茜の6名(2022年11月現在)。パフォーマー(俳優・ダンサー)・技術スタッフ(照明・音響)・演出部(演出家・ドラマトゥルク)からなる劇団。
これまでは、主に既成戯曲・小説から作品を立ち上げてきた。物語に底流する作者の生い立ち、時代背景などを重視してテキストを紐解き、その中から選び抜いた最小限のテキストを抽出。パフォーマーに俳優とダンサーが混在していることを活かし、身体と最小限の舞台美術、最小限のテキストのみを使用し、文字だけで立ち上がっていた原作世界の、意外な、しかし間違いなくそこにある要素を立ち上げることを得意とする。
2019年6月、FEMART Festival 7thに招待され、ODA Theatre(コソボ共和国プリシュティナ)にて『悪童日記』を上演。2019年10月、瀬戸内国際芸術祭秋会期にて『悪童日記』を上演。

山口茜/写真

山口茜

劇作家・演出家。龍谷大学文学部日本語日本文学科卒業後、自らでプロデュースし演劇を上演する団体、トリコ・Aプロデュースを設立。京都を拠点とし、東京・大阪などでも演劇を上演。関西では演劇ワークショップの講師などもつとめる。2007年9月〜2009年9月までの2年間文化庁新進芸術家海外留学制度研修員としてフィンランドに滞在。帰国後、活動を再開し、利賀演劇人コンクール2015に参加したメンバーでサファリ・Pを立ち上げ。2010年からは龍谷大学非常勤で講師も務める。2021年~メニコン シアターAoi芸術監督。

キャスト・スタッフ

【上演台本・演出】山口 茜
【作曲】増田真結
【出演】芦谷康介、佐々木ヤス子、達矢(以上 サファリ・P)
F.ジャパン(劇団衛星)、森裕子(Monochrome Circus)、山田蟲男(突劇金魚)

公演概要

プレイガイド

WEB: (申込ページは後日公開)
電話: 052-938-5537(平日10:00~17:00)

※ 購入方法によりチケット代金のほかに手数料が必要になる場合があります。
※ 未就学児のご入場はご遠慮ください。
※ 障がい者割引は、障害者手帳等をお持ちの方がご購入いただけます。当日会場にて手帳等をご提示ください。
※ 車椅子でのご来場、補助犬のご同伴をご希望の方は、お電話にてお申込みください。

お問い合わせ

一般財団法人メニコン芸術文化記念財団 TEL 052-938-5537(平日10:00~17:00)