
かつて特撮ヒーロー番組に熱中した少年たちが、今度は作り手としてメッセージを届ける側となる。 彼らがこどもたちに伝えたいメッセージとは̶
社会的な事象をモチーフにした作品づくりを行う劇団チョコレートケーキの新作をメニコン シアターAoiで上演。
【あらすじ】
1990年、バブル景気に沸く日本。
特撮ヒーローものを制作する会社の企画室。20代30代の若手クリエイター中心に番組の脚本会議が行われている。
少年時代に特撮巨大ヒーローのシリーズに熱中した経験のある彼らは、自分たちの仕事が所詮は過去の名作の焼き直しに過ぎないことに忸怩たるもの感じながらも、半ば先行の名作の後追いになるのは仕方ないとあきらめている。
そこには、本来は大人向けの番組を作りたいという屈折した思いもある。
そんな覇気のない会議の中で、一人の脚本家があるシリーズで放送された異色エピソードを話題にする...
アーティストプロフィール

古川 健
1978年生まれ。東京都出身。劇作家。
駒澤大学演劇研究部を経て劇団チョコレートケーキに参加。 俳優として劇団作品に出演する傍ら、第16回公演『a day』からは脚本も手がけるようになり以降全ての劇団作品を手がけている。文学座・俳優座・青年座など外部への書き下ろしの他に、昨年はNHKドラマとなった『しかたなかったと言うてはいかんのです』、『倫敦ノ山本五十六』で脚本を担当した。

日澤雄介
1976年生まれ。東京都出身。劇団チョコレートケーキ主宰、演出家、俳優。
駒澤大学演劇研究部を経て2000年に劇団チョコレートケーキを旗揚げ。劇団作品に出演する傍ら、2010年の第17回公演『サウイフモノニ…』からは演出も手がけるようになる。外部での演出も多数手がけており、近年の作品としてはホリプロ『蜘蛛女のキス』、梅田芸術劇場『M.バタフライ』、東宝『アルキメデスの大戦』などがある。
第12回日本演出者協会若手演出家コンクール最優秀賞受賞。
第21回、第25回、第29回読売演劇大賞優秀演出家賞受賞。

劇団チョコレートケーキ
2000年結成。緻密な調査に基づいて練り出される古川健のハードな台詞表現に加え、純度の高い人間関係を表出させる日澤雄介の演出により、一方的な「目撃」だけでは留めておけない劇空間を表出することを目指している。
主な受賞歴
◆読売演劇大賞
「生き残った子孫たちへ 戦争六篇」(第 30 回大賞・最優秀作品賞)
「帰還不能点」(第29回優秀作品賞)
「遺産」(第26回優秀作品賞)
「追憶のアリラン」(第23回優秀作品賞)
「治天ノ君」(第21回選考委員特別賞)
◆第49回紀伊國屋演劇賞 団体賞 ほか受賞多数
キャスト・スタッフ
【脚本】古川 健(劇団チョコレートケーキ)
【演出】日澤雄介(劇団チョコレートケーキ)
【出演】浅井伸治、岡本 篤(以上、劇団チョコレートケーキ)、足立 英、伊藤白馬、清水 緑(うさぎストライプ)、青木柳葉魚(タテヨコ企画)、林 竜三、緒方 晋(The Stone Age)、橋本マナミ
公演概要
プレイガイド
発売日:5月27日(土)10:00
WEB:お申込みページは こちら
電話: 052-938-7185(平日10:00~17:00)*休館日を除く
※ チケット購入後のキャンセル・変更・払戻はできません。
※演出の都合上、開演後は入場をお待ちいただく場合がございます。また、指定のお席にご案内できない場合がございます。
※ 購入方法によりチケット代金のほかに手数料が必要になる場合があります。
※ 未就学児のご入場はご遠慮ください。
※ U18チケットは、公演当日に年齢が確認できる身分証明書をご持参ください。
※ 障がい者割引は、障害者手帳等をお持ちの方がご購入いただけます。当日会場にて手帳等をご提示ください。
※ 車椅子でのご来場、補助犬のご同伴をご希望の方は、お電話にてお申込みください。
スタッフ
脚本:古川 健(劇団チョコレートケーキ)
演出:日澤雄介(劇団チョコレートケーキ)
舞台美術:長田佳代子
照明:松本大介(松本デザイン室)
音響:佐藤こうじ(Sugar Sound)
衣装:藤田 友
演出助手:石塚貴恵
舞台監督:本郷剛史
宣伝美術:R-design
写真:池村隆司
撮影:神之門 隆広(tran.cs)
キャスティング(橋本マナミ):吉川敏詞(ai-ou!)
制作:菅野佐知子(劇団チョコレートケーキ)
クレジット
企画・製作:一般社団法人 劇団チョコレートケーキ
主催:公益財団法人メニコン芸術文化記念財団
ご来場にあたっての注意事項
・お車で来場の際は、近隣の有料駐車場へ自費負担のうえお止めいただきますようお願いいたします。
・敷地内のスペースについては、お体が不自由な方専用の駐車場と搬出入のスペースであり駐車についてはご遠慮願います。
お問い合わせ
公益財団法人メニコン芸術文化記念財団
TEL 052-938-7185(平日10:00~17:00)*休館日を除く