Performance
公演イベント情報
©サカイユウゴ
©サカイユウゴ
12/22 (金) 12/24 (日)
  • 主催公演
  • 演劇・ダンス
  • チケット発売中

『高丘親王航海記』

ITOプロジェクト
会場
メニコン シアターAoi
ACCESS
〇JR中央本線千種駅地下改札口方面、5番出口より徒歩4分
〇名古屋市営地下鉄、東山線:千種駅5番出口より徒歩4分
〇名古屋市営地下鉄 桜通線:車道駅4番出口出てすぐ左折。徒歩約7分 
スケジュール
2023年
12月22日(金)18:45開演◆◼︎
12月23日(土)13:00開演★ 18:00開演◆
12月24日(日)13:00開演◆
*全ての回で終演後にアフタートークあり(20分程度)
★=ゲスト・市原佐都子 氏(劇作家・演出家) × 天野天街
◆=天野天街とITOプロジェクトによるトーク&人形解説
◼︎=映像撮影のため、客席内にカメラが設置されます
※本公演は開演後のご入場の場合は、指定のお席にご案内出来かねますのでご了承ください。
チケット
発売日:
9月23日(土)10:00
料金 :
一般:3500円
18歳以下:2500円
障がい者割引:2800円
チケット購入はこちらから(外部サイトへ移動します)

西暦865年高丘親王、広州より、海路天竺を目指す―― 糸あやつり人形芝居「高丘親王航海記」の幕が開く

ITOプロジェクトと名古屋を代表する劇作家・演出家の天野天街(少年王者舘)との初顔合わせ「平太郎化物日記」(2004)は、劇人形表現だけでなく日本の舞台芸術における表現世界を更新し、大きな反響を呼びました。同作で人形劇に初挑戦した天野天街は、2018年に初演されたITOプロジェクトとの共創第2弾となる本作で、さらなる表現の「不可能性」へ挑戦。澁澤龍彦の原作をリスペクトしながら、糸あやつりでこそできるギリギリの表現を目指し、ITOプロジェクトもその厳しい要求に応えて人形製作、操演を行いました。同時に、ITOプロジェクト側からも糸あやつり独自の提案をし、双方の創造性を掛け合わせながら作品を完成させることに成功し、美しく怪しく豊穣な唯一無二の世界を実現させました。
2019年の再演を経て4年ぶりとなる本公演では、より高い水準を目指し、人形たちのからくりは更に複雑性を増し、新たな人形遣いも加わり再創作に挑みます。

作品紹介
西暦865年、広州より海路天竺目指す高丘親王。航海の先々で親王は不思議な体験や奇妙な生き物たちと出会い……。

澁澤龍彦の遺作であり集大成といわれる幻想小説「高丘親王航海記」を糸あやつり人形劇化。卵、石、少女、悪女、夢、鏡、入れ子構造、円環、時間錯誤、空間錯誤など、さまざまなテーマが溢れ絡み合う世界で生と死を見つめる。

天野天街 コメント
「澁澤龍彦が史実を無茶苦茶なことにしてしまった作品ですが、この作品を書き終えて喉頭癌ですぐに亡くなり、本作の主人公の親王も喉を詰まらせるという切実さもあるすばらしい作品です。それを人形劇として、人形でしかできないことをともかくやろうと心がけました。とにかくやりたい放題ですね。
胸を張って言うんですけど、これは面白い!
自分で言うのもなんだけど、まだ観ていないなら、ぜひ観てください。びっくりします。
人間にできて人形にできないことは皮膚呼吸くらいで、人形はなんでもできます。もともと原作にあるようなアナクロニズムというか、時間錯誤、時空感がとっちらかってしまうものが得意ですので、思う存分つくっております。ご覧ください。」(談)

アーティストプロフィール

ITOプロジェクト/写真

ITOプロジェクト

2001年、関西の糸あやつりを代表する飯室康一、山田俊彦らを中心に旗揚げ。日本の糸あやつり人形の技術を継承するとともに、現代糸あやつり人形芝居の創作・プロデュース、講座、ワークショップ、展覧会等、多岐にわたり活動を行う。

天野天街(脚本・演出)/写真

天野天街(脚本・演出)

劇作家・演出家。 1982年、劇団少年王者舘旗揚げ、主宰。名古屋を拠点に、演劇、ダンス、人形劇など、幅広いジャンルの舞台演出を多数手掛ける。
1992年、野外劇「高丘親王航海記」(少年王者舘・維新派・てんぷくプロの合同公演)を演出。
1994年、短編映画『トワイライツ』を監督。1997年、名古屋市芸術奨励賞受賞。 2004年、松原英治・若尾正也記念演劇賞受賞。 1998年より、KUDAN Project 始動。 2005年、名古屋演劇ペンクラブ賞受賞。 2006年、愛知県芸術文化選奨文化賞受賞。

写真クレジット 撮影:吉永美和子

澁澤龍彥(原作)/写真

澁澤龍彥(原作)

1928年生まれ、1987年病没。
東大仏文科卒業。マル・キ・ド・サドの著作を日本に紹介するかたわら多くのエッセイを発表。 小説にも独自の世界を開いた。1956年「唐草物語」で泉鏡花賞、1963年遺作の「高丘親王航海記」で読売文学賞受賞。

キャスト・スタッフ

【原作】澁澤龍彦 著『高丘親王航海記<新装版>』(文春文庫)
【脚本・演出】天野天街
【ナレーション】知久寿焼

【ITOプロジェクト キャスト(50音順)】
植田八月(人形劇団おまけのおまけ)
竹之下和美(人形劇団おまけのおまけ)
永塚亜紀(人形劇団あっぷう)
阪東亜矢子(JIJO)
山田俊彦(人形劇団ココン)

【外部キャスト(50音順)】
岩本苑子(少年王者舘)
後藤 渉(いいだ人形劇センター)
佐次えりな(Utervision Company Japan)
菅原義輝(山猫圏)
吉田真弓(きーなじっけんしつ)

公演概要

プレイガイド

発売日:9月23日(土)10:00
メニコン シアターAoi Web予約
● チケットぴあ:https://t.pia.jp/

電話: 052-938-7185(受付時間:平日 午前10時~午後5時)*休館日を除く

※ チケット購入後のキャンセル・変更・払戻はできません。
※ 購入方法によりチケット代金のほかに手数料が必要になる場合があります。
※ U18チケットは、公演当日に年齢が確認できる身分証明書をご持参ください。
※ 未就学児童入場不可
※ 障がい者割引は、障害者手帳等をお持ちのが ご購入いただけます。当日会場にて手帳等をご提示ください。
※ 車椅子でのご来場、補助犬のご同伴をご希望の方は、お電話にてお申込みください。 ※入場券の整理番号は当日受付順となります。

スタッフ

音楽:珠水
美術:天野天街/山田俊彦
人形製作:山田俊彦
舞台製作:飯室康一
製作協力:ITOプロジェクト
照明:小木曽千倉
映像:浜嶋将裕
音響:谷井貞仁(Collage Sound)
舞台監督:岡田保(演劇組織KIMYO)
チラシデザイン:アマノテンガイ
ロゴデザイン:田岡一遠
宣伝映像:山田俊彦
チラシ印刷:株式会社あるむ
制作:竹之下和美
制作協力:少年王者舘、hatch合同会社

協力:うにたもみいち/安住恭子/望月勝美
小島祐未子/宮璃アリ/吉永美和子/サカイユウゴ
羽鳥直志/野田龍一/山田京子

クレジット

企画協力:文藝春秋
企画・製作:ITOプロジェクト
主催:公益財団法人メニコン芸術文化記念財団

ご来場にあたっての注意事項

・お車で来場の際は、近隣の有料駐車場へ自費負担のうえお止めいただきますようお願いいたします。
・敷地内のスペースについては、お体が不自由な方専用の駐車場と搬出入のスペースであり駐車についてはご遠慮願います。

お問い合わせ

公益財団法人メニコン芸術文化記念財団
Email:info-aoi@meniconart.or.jp
TEL:052-938-7185(受付時間: 10:00~17:00)*休館日をのぞく
FAX:052-982-9108