About

メニコン シアターAoiについて
メニコン シアターAoiの写真

メニコン シアターAoiとは

自らを発見し、
異なる身体や考えを持った他者へ、
思いを馳せる場として

メニコン シアターAoiは、文化の創造・発信を行う拠点として、
質の高い芸術作品を観劇・鑑賞する場としてだけでなく、舞台の創造・製作に関わる人材の機会創出や、
地域にお住まいのあらゆる人々が、さまざまな他者の表現に出会い、
自らも表現を行える場を目指し2023年7月にグランドオープンします。

客席数301席とコンパクトながらもオーケストラピットを備え、シアターAoiならではの主催公演や、
国内外の劇場、芸術家、芸術団体との共催・提携公演も行ってまいります。
2023年4月からは貸館の受付も開始いたします。

また、初代芸術監督に演出家・劇作家の山口茜が就任し、
さまざまなプログラムを展開していきます。
上質な演目の上演だけでなく、次代を担う才能の発掘、様々な事情によりキャリアを中断した才能あるアーティストの復帰支援、障害を持つ方、外国語を母国語とする方など、
様々な方が劇場での体験を享受できるための仕組みづくり、未来の舞台芸術を担う人材の育成なども、
長期的に時間をかけて取り組んでいきます。

メニコン シアターAoiが目指す場

  • 心豊かな時間を
    過ごせる場

  • 感性が刺激され
    気付きにあふれる場

  • 新たなチャレンジが
    できる場

  • 関わる全ての人が
    「自分が主役」と思える場

芸術監督からのごあいさつ

「自分が主役と思える場所」

メニコン シアターAoiは、客席301の小さな劇場です。多様な人々がほんのひと時、この場所にやってきて、演劇をはじめとする様々な舞台芸術に触れ、またそれぞれの生活に戻っていく、そんな場所になると思います。

その上で私は、10人中8人が楽しんでいても、2人はついていけない、という時に、2人にも寄り添える場所を目指したいと思います。
理由は簡単で、少数派を大事にする場所なら、多数派も安心してそこに居られると思うからです。

ひとりひとりが自分のペースと感覚を大事にできる環境を整えることが、それぞれの成長、成熟につながり、ひいては私たち人類が過去に犯してきた過ちを、繰り返さないことに繋がっていくと考えます。

メニコン シアターAoiが、みなさんひとりひとりにとって、大切な友人のような場所になれば幸いです。

メニコン シアターAoi芸術監督 山口茜

山口茜さんの写真

山口 茜

劇作家、演出家。2003年第10回OMS戯曲賞大賞受賞。2007年若手演出家コンクール2006最優秀賞受賞。2007年から2009年文化庁新進芸術家海外留学制度研修員としてフィンランド国立劇場に在籍。2012年文化庁芸術祭新人賞受賞。2015年利賀演劇人コンクール優秀演出家賞一席を受賞。2019年『悪童日記』がFemArt Festival(コソボ共和国)、瀬戸内国際芸術祭(香川県)に招聘される。
アトリエ劇研アソシエイトアーティスト
(2015年度〜2017年度)、セゾン文化財団シニアフェロー(2016年度〜2018度)龍谷大学非常勤講師(2010年〜)。